免許更新をしてきた

最近免許の更新をしてきた。講習を受けてきたのだが壁には今月交通事故で死んだのは何人で今年の累計は何人と貼り紙に書いてあった。免許の更新にいくたびに見る数字だが一つの数字に一人の人間の命や人生があることが実感できない。

幸いな事に自分の周囲に交通事故で死んだ人がいないからだ。知人と言うレベルでも交通事故で死んだ人はいない。しかし現実に大勢の人間が亡くなっている。

自殺する人が年間3万人いるとは言ってもやはり数字上のことで実感がわかない。この想像力の欠如が対策を遅らせてちるのだろう。政治家も経営者も国民も結局他人事なのだ。

これは人間という生き物の限界でやむを得ないことなのだろう。自分が車にひかれて死んでも数字にカウントされるだけで誰も何も思わないのは覚悟しておく必要がある。免許の更新に行ってそんなことを考えた。