ツレズレ日記

日々思ったことを書いていきます。

クモに襲われて日常のありがたさを知ることとなった

寝る前の少しの時間、横になりながら本を読むことがよくある。一度読んだことがある好きな本を読むことが多い。一度読んだ本なら続きが気になって眠れなくなることもなくいつでも眠ることができる。さらに面白いことは知っているので楽しい気持ちで読書できるのだ。

 

その日も幸せな気持ちで読書していた。あと20分ほどしたら眠ろうかなと考えていた。その時大きなクモが突然現れ僕の腕をかけ上ってきた。横になりながら本を読んでいたので左手は布団の上にありそこを登ってきたのだ。思わず悲鳴を上げて本を放り出してパニック状態となった。

 

しばらくは恐怖で体も動かなかったが特に体に張り付いている感じではなかった。少し冷静になって布団の周囲などを見回したがどこにもクモはいない。本当に一瞬のことだったのでもしかして幻だったのだろうかと疑問に感じ始めたときに大きなクモが壁を動き回っているのを見つけた。

 

クモ自体には特別嫌悪感はもっていない。居場所が把握できれば特に恐ろしいというわけではないがこのまま同じ部屋で眠ることはできなかった。眠っているときにまた体の上に来られても困るのだ。やむなく倒す決意を固めた。G用の殺虫剤をかけたがピンピンしている。

 

クモには効かないのだろうかと思いながらも何回かかけていると動きが遅くなったような気がした。逃げ回るクモをアマゾンの箱で何回かたたいたがそれでも動き回っている。生命力が強すぎる。なんだこいつはと泣きたくなった。ようやく動かなくなったクモをビニール袋にいれてゴミ箱にいれた。

 

言葉にすると簡単だがビニール袋にいれるという作業もひどく精神を消耗させた。クモ一匹現れただけで夜中に大騒ぎだ。Gやムカデでなくてよかったと思うべきだろうか。何事もない日常がありがたいことだと痛感した。虫一匹で日常は壊れる。本当に些細なことで日常は壊れてしまうよなあとそんなことを感じた。