ツレズレ日記

日々思ったことを書いていきます。

勝者の呪い

入札やオークションなどで競争した場合、勝った人間が損することを勝者の呪いと言う。民間企業で働いていると勝者の呪いをよく感じる。競争に勝つためサービスや商品を安くして競争に勝っても損した気持ちになることもある。負けたほうがよかったかもと思うこともある。

 

それで世の中には安いサービスや商品を利用できるのだから悪いことばかりではない。だけど勝者の呪いを感じるとき働く意欲が少なくなるのも確かだ。もっと適正な価格でサービスや商品を提供できないかと思ったりもする。競争社会、弱肉強食が世の中の掟なのでそれが叶えられることはないだろう。

 

世の中というのは多いものは粗末に扱われ少ないものは大切に扱われるという需要と供給の法則がある。少子化で人間が少なくなれば労働者、人間そのものが大切に扱われるようになるのではないかという期待もある。勝者の呪いを超えて人が大切にされる世の中になって欲しいが甘すぎるだろうか。

 

なんとなく明るい未来よりは絶望的な未来を想像してしまうけど人手不足により労働者が大切に扱われるというのが一つの希望だ。