ツレズレ日記

日々思ったことを書いていきます。

こころでKがお嬢さんを好きになるのは当たり前

夏目漱石の有名な小説のこころは主人公と親友のKとお嬢さんの三角関係の話だ。お嬢さんと主人公は相思相愛だったのに主人公が親友のKとお嬢さんを引き合わせて話をややこしくしてしまった。傷心のKを励ますためにお嬢さんにもKに優しくするよう頼んだのだ。

 

親友のための行動だったのだがまったく愚かな行動だった。Kの立場からすれば傷ついている時に可愛い女の子に優しくされて好きにならないはずがない。太陽が東からのぼるくらい確実なことだ。Kのことが心配ならほかの方法でKを支援するべきだった。奥さんの行動に寛容だった人がいるのだけど奥さんが他の男とできて離婚してしまった人がいる。

 

その人のことを見たときはやはりある程度、嫉妬心とか束縛するとかも大切だなと思った。常に自分が捨てられるかもしれない、振られるかもしれないという危機感が必要なのかもしれない。主人公はKとお嬢さんができてしまう可能性も考慮するべきだった。男なんて女性に少し優しくされればだいたい好きになってしまうから。