ツレズレ日記

日々思ったことを書いていきます。

アンケートを見せた教育委員会

父親に暴力を振るわれていると書いたアンケートを父親に見せた教育委員会が非難の的になっている。それも当然だろう。アンケートの秘密は守るとされていたのに被害者の救いを求める言葉をわざわざ加害者に伝えた上で放置したのだから。連携がうまくとれなかったとか報道でよく聞くが連携がどうとか言う問題ではない。

 

ダメに決まっているだろう。常識で考えてダメに決まっている。父親はかなり威圧的だったらしい。なおさらアンケートを渡してはダメだ。普通に考えてダメなことは誰にでも関わらず教育委員会の職員がなぜ渡したのか少し気になる。ヤクザみたいな父親の圧力に負けてしまったということだろうか。

 

もしそうなら多少気持ちがわからなくもない。モンスターやクレーマーを相手にすると精神的につらく、とにかくその場を逃れたいという心理になる。譲歩できるところは最大限譲歩してとりあえずその場をしのぎたくなるのだ。だけど教育委員会の職員なら身分は強く保障されている。

 

外部の人間に対して自分の良心に従って無法な要求は突っぱねることが可能なのではないかという気もする。もちろん現場を知らないので詳しいことはわからない。だけど世の中、声の大きいやつ、頭のおかしい奴、めちゃくちゃな奴が大きな影響力をもってしまうという一面を表している気がする。