ツレズレ日記

日々思ったことを書いていきます。

パワハラについて

オリンピックで金メダルをとった選手がパワハラで監督を訴えるという出来事があった。体育会系では暴力をふるったり暴言を吐いたりするという話はよく聞くことだ。しかし人間は楽しい時、没頭しているときに一番成長していいパフォーマンスを発揮することは科学的に証明されている。

訴訟社会のアメリカでは下手に体罰をしたり暴言を吐けばすぐ訴えられるだろう。それでもアメリカには一流のアスリートがたくさんいる。体罰や暴言は必要ないと言える。もちろん体罰や暴言にも一定の効果があるのは確かだ。

しかしそれはサーカスでムチを打たれて芸をする動物や人間の尊厳をなくした奴隷といっしょだ。たとえ結果がでても一人の人間としては悲しむべき状況といえる。パワハラを防ぐには歯止めが必要なのだ。権力を持つ人間は調子にのり暴走する可能性が高い。

教師でも必要以上に体罰をふるったり暴言を吐く人間はいくらでもいるだろう。会社の上司にしろ取引先のお客様にしろ歯止めがないと人間は暴走してしまう。そう考えると訴訟社会のアメリカは訴訟が歯止めとして機能しているのかもしれない。日本も何らかの歯止めが必要だろう。