ツレズレ日記

日々思ったことを書いていきます。

こころでKがお嬢さんを好きになるのは当たり前

夏目漱石の有名な小説のこころは主人公と親友のKとお嬢さんの三角関係の話だ。お嬢さんと主人公は相思相愛だったのに主人公が親友のKとお嬢さんを引き合わせて話をややこしくしてしまった。傷心のKを励ますためにお嬢さんにもKに優しくするよう頼んだのだ。

 

親友のための行動だったのだがまったく愚かな行動だった。Kの立場からすれば傷ついている時に可愛い女の子に優しくされて好きにならないはずがない。太陽が東からのぼるくらい確実なことだ。Kのことが心配ならほかの方法でKを支援するべきだった。奥さんの行動に寛容だった人がいるのだけど奥さんが他の男とできて離婚してしまった人がいる。

 

その人のことを見たときはやはりある程度、嫉妬心とか束縛するとかも大切だなと思った。常に自分が捨てられるかもしれない、振られるかもしれないという危機感が必要なのかもしれない。主人公はKとお嬢さんができてしまう可能性も考慮するべきだった。男なんて女性に少し優しくされればだいたい好きになってしまうから。

向上心のないものはバカか

向上心のないものはバカだというセリフが小説にあった。向上心のない人間はバカなのだろうか。以前は僕もそう思っていた時もあった。英語を勉強したり資格試験の勉強をしたりと常に何か努力をしていた。努力をしていないと自分が無価値な人間なような気がして不安になるのだ。

 

常に向上心を持っていないと不安という状態は幸福とは言えない。幸福とは一つの精神状態だとすると向上心があろうがなかろうが関係ない。何か目的があって結果として向上心を持つならわかるけど向上心を持つことが目的となってしまうとそちらのほうがバカと言えそうだ。

 

特に目的や向上心がなくても毎日平穏に楽しく生きている人の方が幸福な人生を送ったと言える。平穏な気持ちで生きることが人生の目標と言えば目標だ。

暑いのと寒いのとどちらがいいか

だんだん寒くなってきた。暑いのと寒いのとどちらがいいだろうかと考える時がある。以前は暑いほうがマシだと思っていた。風邪をひくことも少ないし着るものも少なくて楽でいい。冬は一方、風邪をひきやすくやたらといろんなものを着込まなくてはならずに面倒だ。

 

だけどここ数年の夏の異常な暑さにより考えが少し変わり始めた。今年の夏は道を歩いていたら頭がもうろうとしてサウナの中にいるようだった。もう少し外にいたら意識を失っていたかもしれない。一方冬は部屋の中の暖かさという喜びがある。布団やこたつの中にいる快適さがある。

 

豪雪地帯は別としてあんがい冬のほうがいいのではないかという気がしてきた。寒い時に温かいものを食べる喜びのほうが夏に食べるものより勝っているという思いが強くなってきてもいる。夏は食欲もあまりなく義務的に食べることもある。そんなことを考えたところで夏がなくなるわけではないが冬を楽しく過ごせそうに思う。

 

スマホを見ながら歩く人たち

理解できないのが歩きながらスマホをみる人たちだ。歩きながら見なければならない情報がこの世にあるとは思えない。緊急の情報なら立ち止まってゆっくり見ればいい。人や車にぶつかるリスクを考えると不思議でならない。だけど駅にいくといくらでも歩きスマホをしている人を見ることができる。

 

今日も歩きスマホをしている人をよけようとして横にどいたらそちらの方にむこうも寄ってきてぶつかりそうになってしまった。ぶつかるリスク以外にもスマホを落とすリスクもある。僕はスマホを落としたくないので基本的に部屋の中で座った状態で見る。だけどスマホがけっこうボロボロになっている人も多い。

 

歩きスマホは今はタバコのようになっているのかもしれない。以前は歩きタバコをしている人が多かった。罰金でも導入されないとなかなかなくならいのかもしれない。

明日が休みという気がする

最近なぜか明日が休みのような気持ちになることが多い。だけど冷静に考えるまでもなく明日は休みではない。そのことに気が付くと失望感を感じる。心が病んでいるのだろうか。休みを求めるあまり自分の心をだますようになったのだろうか。人間にとって幸福な時のひとつは明日が休みという時だ。

 

待つのが祭りという言葉がある。実際の祭りの日はあっという間に過ぎてしまう。祭りを楽しみにしてワクワクしていたり準備をして楽しんだりする時が本当の祭りだという意味だ。休日も似たようなものに感じる。僕は明日が休みという日を求めて生きているのかもしれない。

 

朝起きて仕事に行かなきゃと思って少し憂うつな気持ちになってよく考えると今日は休みだったという時がたまにある。あの時は本当に幸福な瞬間だ。休みの日の喜びを味わうには仕事や学校に行かなければならない。喜びと苦痛はセットになっているということだろうか。

弟子や社員を独立させても得がない

税理士事務所などで働く人は将来自分が独立して事務所を持ちたいと思う人も多いだろう。税理士に限らずラーメン屋でもケーキ屋でもなんでもいいけど将来独立したいと思って働くのが普通だ。だけど残念ながらほとんどの人は独立できずに終わってしまう。

 

理由はいろいろあるだろうけど一つには雇っている側が働いている人間を安月給で徹底的に安くこき使い独立するために必要な知識や技術、人脈などを与えようとしないからだ。親切にして独立させたとしても自分のライバルが増えるだけなので得がないというより損してしまうのだ。

 

基本的には人を育てようなどという気はさらさらなくて使い潰すつもりなので多くの人間が潰れていくことになる。独立できてかつ成功できるというのはよほど幸運に恵まれないといけない。努力とか誠実さとかだけではダメでプラスアルファの運が必要だ。個人的には徒弟制度でこき使われる道はあまりすすめられない。

 

なぜか僕の周囲には税理士事務所で働いていたという経験を持つ人が多いのだけどみんな人格を破壊されていた。税理士事務所に転職していった人もいたのだけどあの人は今どうしているだろうかとたまに思うことがある。

3連勤がちょうどいい

以前も書いたような気がするが人間には3連勤がちょうどいいように思う。平日5連勤は無理がある。水曜日も休みにして2連勤が2回あるというのでもいい。5連勤は人間の心理に悪い影響がある。土日が終わる時の絶望感など精神を病む要素となりうる。2連勤か3連勤で休みがくるとなればけっこう人間は耐えられるものだ。

 

ましてや休日出勤などあってはならないことだ。さらに大切なことは業務時間外はメールや電話をしてはならないという法律も作って欲しい。どうしても必要な場合もあるので難しいところだけど休日に電話やラインでメッセージがくると心が休まらない。今ではラインの音はドラクエの呪いがかかった音のように聞こえる。

 

最近3連勤で休むという状況が続いているが精神的には調子いい。日本全国がこうなれば社会平和につながると思うがどうだろうか。